無題

一つ年上のいとこから、プロポーズを受け結婚が決まったという連絡がきた。

祝福の気持ちがベースにありつつ、いろんな感情が押し寄せている。もちろんまずはすごくめでたい。結婚相手のことも知っているし、長く一緒に住んでいるから「そろそろかな?」とは思っていたけどやっぱりちょっと「おおっついに結婚か~」という驚きや感慨がある。

結婚か~。なんか、実質結婚したからって住む場所が変わるわけでもなければ仕事が変わるわけでもなく(彼女らの場合)、法の上での関係や書類の上での契約みたいな一部しか変わらないのに、それでも結婚と聞くとなにかすごいことのように思えるのはなんでだろう。自分にあてはめても同じなんだけど、結婚って聞くと急になにか大きなことに感じてしまう。お互いの親族とのこととかなんとかいろいろあるし簡単に決められることではないなと思うんだけど、私はもしかしたら結婚というのを大げさに考えすぎているのかもしれないなと思った。(わからないけど)

地味に、親しい同世代から結婚の報告を聞くのが今回初めて。しかも生まれたときから一緒に育ってきたいとこ!小さいときは本当に仲が良くて毎週末のように泊まりに行って遊んでたけど、自分たちじゃどうにもできない理由があって会えない時期があって、今は普通に(といってもたまに)連絡とったり遊んだりしてるけど前のような壁のない関係でなくなったなと寂しく思っていたので、すごくおめでたいんだけどちょっとだけ「結婚したらなおさら前みたくなんてできないだろうし、いつもそこにいてくれるけど二度と戻らない距離があるな~」と改めて思っちゃってなんか切なくなったりした。子供のころは姉妹みたいなもんだと思ってたけど、やっぱ姉妹といとこって当たり前だけど違うよね。彼女は本当にまっすぐでいい人で、であってきた人の中で人の好さナンバーワンだと思って尊敬してるから、絶対穏やかに健やかにこれからも過ごしてほしいな。

そこで一方私は…って比較するわけじゃないけど、ふと自分のことを考えると結構「あーあ」って気持ちになってしまう。私は結婚願望が今のところないけど、将来どうしてんのかなー。彼女が着々と今回の結婚への決意を固めて生活を営んでいた間、私ほんとなんもしてなかったなと思って。ちょっとのんびりすぎるというか考えなしすぎるかもしれない。人生の生き方がわからないよ。なんだかもうどうにもならなくてもいい気すらしてきた。ただ周りの好きな人たちに運とか寿命とか私の持つもの分け与えてって消滅したいという思いが強い。

みんな幸せになってくれ~。