一作目

去年の1月からリカちゃんの服を作り始めて約1年と2か月にして、初めて自分で採寸～型紙づくり、裁縫～装飾まで全部やりました。ずっと「いつかやってみたいな」と思っていたことを叶えられてすごく達成感があるので記念がてら製作記録を振り返りながらつけてみます。

この洋服のテーマは「可愛すぎない可愛い、上品さ」「ちょっとハイブランドっぽい感じ」みたいなところで、ポイントはタイトめなシルエットとおおきなパフスリーブです。

すべてが初めてのことだらけで、型紙の教本を見ながら見様見真似で採寸しました。結局、型も何度か取り直したと思います。でもやるうちに自分の中で要領がつかめて、何より「書いてある通りにやるだけで型紙ができる！すごい！」と感動しました。

↓参考にした本(おすすめです)

ドールソーイングBOOK 型紙の教科書-ドール服の原型・袖・襟- | 荒木 さわ子 |本 | 通販 | Amazon

 

「身頃にダーツを入れるとしたらワンピースって難しそうだし…」とかいうビビりから胴とスカートを別々にしたら入院着みたいなものが出来上がって頭を抱えました。袖もパフスリーブにするため広めにとったはずなのに全然ギャザーを寄せる幅がありませんでした。この段階でちょっともう嫌になりましたが、このくらいの失敗は想定内です。そのために安くて薄い布で試作しました。これをver.0として改良していきます。

見栄え的にやはりワンピースのほうが良いこと、スカートの丈を長くすること、大きめのパフスリーブにするためギャザーを寄せるための幅をたっぷりとることの3点を前回の反省として型紙を作り直して、ver.1を作りました。前回の反省は活かせている気がします。ただ、スリーブのギャザーを中途半端に脇の縫い目周辺にも寄せてしまったためふんわりというよりつっぱった印象があります。あと首回りがさみしいですね。

ver.1にとりあえず同じ生地で首周りをフリルのような感じで装飾してみました。見栄えとして少し物足りないし、この生地がギャザーを寄せたうえで襟ぐりに縫い付けるには厚かったためこの案は没です。

モデルが変わりましたが、スリーブのギャザーを中央に寄せて作り直したver.1.2です。(バージョンの使い方がよくわからないので雰囲気で言っています)襟ぐりには既製品のレースをつけました。この方が違う素材・色が入ることで良くなったように思います。でもまだ少し寂しいです。

リボンやビーズだと少しイメージと違うなあと思い、バリオンローズステッチで花の刺繍を入れてみました。結構いい気がします。でも花や葉っぱのくる位置や大きさをあまり考えずにつけてしまったのでちぐはぐな感じに…。

刺繍を直しました。うん、いいんじゃないでしょうか！色々とつけすぎるとせっかくシンプルにした服の形が活きなさそうなので、これで完成形にしようと思います。レースの柄は変えてもいいかもしれませんね。

こんな感じで、反省と改善を重ねて完成形にたどり着くことができました。一から自分でやってみて、イメージしたものとおおむね同じものができたときの達成感といったら結構なものでした。絵を描くのともまた違う感動ですね。リカ活の幅がまた広がった気分がして嬉しいです。いくつか同じものができたら売ろうと思います。イェ～イ✌